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ウェイクボードをマスターしたい! 

海

アメリカ生まれで日本でもポピュラーになったウェイクボード

ウェイクボードは米・西海岸で「サーフボードをボートで引っ張ってみよう」と言う単純な発想から生まれました。
その後、「遊び」から「競技」へ発展し、90年にはワールドカップがハワイで開催されるまでになったのです。
ボードはスノーボードのような形状です。

日本に上陸したのは、1989年ですが、1993年には協会が組織され、2008年時点の国内競技人口は53万人です。
ウェイクとはボートの走行時に後ろにできる引き波のことで、ウェイクボードは前を走るボートの引き波をジヤンプ台にして宙を舞うエアリアルをするので「ウェイクボード」と名付けられました。

世界で主流のウェイクボード競技方法は「エキスプレッション・セッション」と呼ばれ、約400mのコースを1往復し、その間の技で、印象や組立て、完成度などの表現を重視したポイントで勝敗を争う競技です。
競技の内容は毎年進化しており、より競技者の個性やセンスを重視する傾向が強くなっています。
2020年東京五輪の追加種目で「サーフィン」が実施されますが、ウェイクボードも将来、五輪種目になるかもしれませんね。

ウェイクボードの魅力

まず、初心者でも少しの練習で立つことができるようになり、簡単に水上を滑走する爽快感を楽しめます。
また、転倒しても、水上で、かつ、水上スキーよりはるかに低速ですので、無茶をしなければ大きな怪我をすることがないのも魅力の一つです。
競技人口の女性の割合が約4割と高いことが、その表れと言えるでしょう。

立って滑走することに慣れてくると、前を行くボートの波はそれほど大きくないので、少しずつジャンプに挑戦して、上達を目指しましょう。
ボートに引っ張られながら自由自在に水面を滑走し、水しぶきを上げながら風を切る爽快感は何とも言えません。
しかし、何と言っても醍醐味はボートの引き波をジャンプ台にして飛び上がり空中を舞うエアリアルです。
身体を空中で縦に回転したり、横ひねりを加えて回転したり、一度体験したら病みつきになること間違いありません。

また、自分で楽しむだけでなく、見ていても存分に楽しむことができます。
高さが5〜6mにも達する、宙を舞う華やかな大ジャンプは、ウェイクボードを初めて見る人も大満足です。

初心者がボードで立ち上がるためのコツ

①まず、お尻と踵をボードにつけることで、これにより立ち上がるための浮力やバランスが取り易くなります。
②足の力を抜き、ボートに引っ張られた水圧でボードが浮いてきてお尻と踵がボードにつくのを待ちます。
③腕を伸ばして背中は丸め気味にしてバランスを取ります。
④ボードが浮いてきたら胸を張りますが、このときハンドルを持つ手の位置はヘソの前です。
⑤ボードが体に対し横を向いて安定したら立ち上がりますが、立ち上がるというよりは、足を伸ばして上半身を上にあげるという感覚です。
このときの視線は、ボートあるいはその前方に向けます。