サーフボードの上に立って、オールを一本使って漕ぐサーフィン
スタンドアップパドルサーフィンは、元々はサーフィンの練習のために始められたのですが、パドルを使う事により手でのパドリングよりも沖からのテイクオフが可能なことから、広く認知されるようになってきました。
特に、波や風の無いフラットな海水面でも気軽にパドリングを楽しむことができるため、ハワイなどでは子供からシニアまで幅広い世代にファンの多いマリンスポーツとして注目されています。
また、不安定なボードの上でバランスを取ることにより、股関節周りや太ももなどの下半身のみならず、パドルを使うことから全身のバランスが取れた、体幹のエクササイズ効果があることも魅力です。
川や湖などでスタンドアップボードでのクルージングを楽しむ際、揺れが小さいのでペットの犬を乗せる方もいらっしゃいます。
スタンドアップパドルサーフィンを乗りこなすための練習方法
スタンドアップボードは大きくて浮力があり、重さもあり比較的安定していますので、ボードに乗ってパドルできるようになるまでは、そんなに難しくありません。
初心者にとっては、比較的上達が早いサーフィンでしょう。
とはいえ、うまくボードに乗るにはある程度の練習が必要で、最初はボードの上に立ちパドルをするのは難しいです。
まずは、波のない静かな湖面や海面でパドルの練習が必要です。
立ってのパドルが難しい場合は、最初はヒザ立ちの状態での練習から始めます。
ボードの上に立ち、安定してパドルが出来るようになれば、小さい波に乗る練習に移り、徐々に大きな波に挑戦しましょう。
波のある海は初心者にとっては難しいのですが、波のない川であれば30分ほど練習すればボードに立ち、パドルができるようになれます。
川や湖などでのパドリングはまるでカヌーの感覚で楽しめそうですね。
また、川の速い流れの場所によってはリバーサーフィンができるところがあり、そこではまるでサーフィンのようにライディングができます。
流れが速いところでは、そのままにしているとすぐに流されますが、そこには小さなウネリが出来ていて、うまくボードを合わせることにより、そのウネリに乗れるのです。
ウネリにうまく乗ることができると流されることもなく、左右にターンを繰り返すことさえもできるのです。
SUP(スタンドアップパドルサーフィン)の体験コース
SUPを始めようとボードやパドルをそろえる前に、インストラクターの指導を受けて一度体験することをおススメします。
初心者向けのSUP体験コースは、江の島、横須賀、鎌倉をはじめ、仙台、滋賀、明石、広島、福岡、沖縄他、海や湖を問わず全国各地の多くの場所で実施されています。
あまり波がない海岸でも楽しめることから、今後とも普及が予想され、人気が出るに伴い更に多くの場所で催されるのではないかと思われます。