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ハンターカブは本当に水中を走れるのか?

ハンターカブってどんなバイク?

ハンターカブはホンダが出している125㏄のバイクです。
これはスーパーカブという、業務用でも絶大な人気を誇るホンダの名機から派生したモデルで、アウトドアレジャーを意識した作りとなっています。
軽量かつシンプルな構造となっていて、取り回しが非常に楽なことや厳しい環境でも問題なく走破できるタフな作りが特徴です。

この名称からも想像できるように、ハンターつまり猟師向けのバイクというコンセプトで開発されています。
元々スーパーカブには猟師向け仕様のモデルが存在していて、そこからさらに進化した形でこのハンターカブが作られています。
それだけに、どこに行っても楽しく乗れるバイクに仕上げられているのです。
また、カスタムがしやすく後付けパーツを搭載して、キャンピングやダート走行、ツーリングなど好みの目的に合う乗り方ができるのも魅力です。

「ハンターカブは水の中を走れる」という噂は本当か?

このように、ハンターカブはかなりタフで悪路を走ることも想定して開発されています。
こうしたこともあって、バイカーはいろいろなシチュエーションで乗ってきました。
その中で、水の中でも走れるという噂が出てくるようになりました。

確かに、オフロードもしくはダート仕様のバイクというのは、多少の水路に入っても走ることができるようになっています。
そして、このハンターカブもある程度の水深であれば、強い走破力によって進むことができます。
といっても、やはり主要パーツが水没してしまうような水深になってしまうと、さすがに走ることはできません。
水の圧力が強くなって進めないですし、パーツに水が入って止まってしまうからです。

特に、70センチ程度の高さにあるマフラーエンドまで水に浸かってしまうと、そこから水を吸い込んでしまいます。
最悪の場合、エンジン内部まで入り込んでエンジンがやられてしまうことになります。

ちょっとした水路走行は耐えられるが入水走行は避けよう

このように、少なくても水深70センチとなると完全にハンターカブでも対応はできません。
しかし、水深30センチ台であれば、走り続けることができます。
そのため、陸路ダートに加えてちょっとした水路の走行を楽しむといった使い方もできます。
とはいえ、水が深く張っているところは平坦ではなく、急に水深が深くなることも珍しくありません。

また、タイヤの回転で跳ね上げられた水やえぐられた地面のせいで、さらにバイクが沈んでしまうこともあります。
そのため安全なマージンをしっかりと取って走る必要がありますし、そもそも入水走行を想定しているバイクではありませんので避けた方が良いです。
安全な走行とバイクを大事にする走り方を心がけましょう。