乗り物というとまず思い浮かぶのは、車や飛行機、あるいはバイクなど、
動力を使って走るものをイメージする人が多いのではないでしょうか?
しかし、乗り物というのはそういったエンジンやガソリンなどの力で動くものだけではありません。
乗り物のなかには、乗っている人自身の力を使って動くものもあるのです。
つまりそれは自転車などののりものということになりますが、この自転車が今、エコな乗り物としてとても注目されていることをご存じでしょうか?
自転車の再ブーム
自転車というのは、かつてから定期的にブームが起きているのです。
その時代ごとに人気の車種などがありました。
しかし、今回の自転車ブームはそのようなかつてのブームとは少し違ったきっかけで広がり始めたのです。
そのきっかけは、東日本大震災によるガソリン不足でした。
それまで車通勤をしていた人が、ガソリンが手に入りづらくなったことです。
一時的な回避策としてやむを得ずに自転車通勤を始めたり、
原油価格の高騰で車移動に負担を感じるようになった人が自転車を利用するようになったことなどが今回の自転車ブームをつくりました。
それ以前にも、エコロジー活動の一環として自転車通勤を好む人たちはいたのですが、
まだまだ少数派といった感じでした。
しかし、今回のブームによって自転車はカッコいい、というイメージが広がり、
長距離を自転車で走る人も珍しくなくなりました。
もちろん、それに伴って自転車のマナーの重要性も問題視されるようになり、
自転車がどのように走るべきかというルールはまだまだ検討の余地のある問題だとは思います。
それでも自転車を利用するひとが増えたということは、単なるブームではなく新しいライフスタイルとなりつつあるようです。
自転車のツーリング
そんな自転車もまた、バイクと同様にツーリングをするという楽しみ方があります。
最近は自転車専用道路なども整備されてきているので、そのような道を利用すれば安全にのんびりとツーリングを楽しむことができますよ。
ただし自転車の場合、雨が降った時の対策は欠かせないものとなります。
とくにタイヤの細いロードレーサーなどのスポーツタイプは、
雨で路面がぬれると滑るようになりますから、かなり慎重に走る必要があるでしょう。
きちんと必要な知識をもち、雨などの不測の事態に備えることで、
最高にエコな乗り物である自転車をフルに楽しむことができるようになりますよ。