キックボードの特徴
キックボードとは、タイヤを2個備えたボードに足を乗せ、腰の高さのところにあるハンドルに手を置き地面をキックして進む乗り物です。
ドイツの3輪スクーターを原型とし、ドイツとアメリカのメーカーが共同で開発しました。
スケートボードの人気があまりなかったドイツで、スケートボードの入門用として開発されたという説があります。
1990年代後半から一大ブームとなり、日本にもそのころに入ってきました。
なお、「キックボード」という名前はK2社の登録商標であり、一般的な名称としては「キックスケーター」が使われています。
キックボードの魅力
キックボードは、そのコンパクトなスタイルが魅力の一つです。
折りたためば持ち運びも簡単ですので、通勤や通学にも手軽に利用できます。
スピードは自転車には敵いませんが、バスや地下鉄にも持ち込めて、置き場所にも困らないのがうれしいポイントです。
また、キックボードはスポーツとしての魅力も備えています。
スケートボードほど難しくないため、誰でも簡単に始められるハードルの低さが人気の理由の一つです。
耐久性に優れたスポーツ仕様のキックボードも販売されています。
キックボードの種類
キックボードの種類は大まかに3つに分けられます。
一つ目は、持ち運びに便利な折りたたみタイプです。
といっても、スポーツ仕様の特別なキックボード以外は大半の製品が折りたためるようになっています。
通勤・通学での手軽な移動手段として選ぶ際は、念のため折りたためることを確認しましょう。
キックボードというと舗装されたアスファルトの路面を走るイメージですが、大口径のタイヤを装着したオフロードタイプもあります。
土の路面でも砂利道や芝生でも走破できますので、アウトドアで楽しみたい方におすすめです。
もう一つの種類がペダル付きのキックボードです。
1970年代に流行したローラースルーGOGOのように、足元のペダルを蹴ってタイヤに動力を与える作りになっています。
地面を蹴って進むよりも2倍ほどのスピードが出るのが特徴です。
キックボードの選び方
大人が楽しむ場合は、まずキックボードの耐荷重に注目しましょう。
子ども用のキックボードには50kg程度の耐荷重しかないものがあります。
大人用としては100kg前後のものがおすすめですが、ご自身の体重に合わせて選んでください。
次に、タイヤで選びます。
タイヤの大きさ、太さ、硬さが違うと走行性能も大きく変わるので注意してください。
タイヤが大きくて太い方が滑走性能は高いですが、タイヤが大きくなるほどサイズも大きく、また本体重量も重くなってしまいます。
柔かいタイヤは地面をグリップする力があり、乗り心地が良いのが特徴です。
一方、トリックが少々やりにくいという難点があります