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ロードバイクの電動コンポのメリットとは

ロードバイクの電動コンポとは

ロードバイクの魅力の1つが、シフトチェンジにより環境にあわせた走り方ができるようになる点です。
機械式のシフトチェンジではある程度の力が必要で、握力の数字が低めだったり、怪我などの影響で力を出せなかったりするとシフトチェンジがうまくできず苦労することも珍しくはありません。

このようなロードバイクのシフトチェンジのハードルを大きく下げてくれるのが、電動コンポこと電動コンポーネントです。
電動コンポとは、シフトチェンジに大きく関わっているディレイラーを電力で制御する仕組みのことです。
ロードバイクはフロントディレイラーとリアディレイラーの力でシフトチェンジの機能を実現していますが、電動コンポを使えばこれらを電力で制御できるため、スイッチ1つで簡単にシフトチェンジができるようになります。

電動コンポのメリットについて

下り坂でスピードを出したい場面ではシフトチェンジでペダルを重くするのが、逆に上り坂のような力を必要とする場面ではシフトチェンジでペダルを軽くするのが基本です。
これはあくまで一例で、実際には路面の状態など様々な要素を考慮しつつシフトチェンジを行います。
しかし、自転車のシフトチェンジの機能を活用した経験がほとんどない場合、ロードバイクの購入後にシフトチェンジで苦労する羽目になりかねません。

先に書いたように、一般的な機械式によるシフトチェンジの場合、ある程度の力がないとシフトチェンジを行いにくいのが実情です。
力がないとせっかくの便利な機能を持て余すことにもなりかねませんが、電動コンポがあればスイッチ1つで簡単にシフトチェンジを行えます。
また、電動コンポによりシフトチェンジの制御システムが組み上がってしまえば、メンテナンスにさほど力をかけなくても大丈夫です。
機械式の場合ワイヤーの状態などのチェックが必須で、メンテナンスにかかる負担が大きいのですが、電動コンポであれば負担を最小限に抑えられます。

電動コンポのデメリットは

電動コンポのデメリットして挙げられるのは、リーズナブルな品ではないため手を出しづらい点です。
基本的に電動コンポの価格は10万円を軽く超えてくるものばかりで、安めの軽自動車と同等くらいの価格の電動コンポも珍しくはありません。
10万円もあれば十分に性能のよいロードバイクを手に入れられることを考慮すると、電動コンポが割高に感じられるのは仕方がないことです。

また機械式であれば、シフトチェンジの機能に何らかのトラブルが生じた際、自力で調整を行うこともできます。
一方電動コンポの場合、トラブルが起こった場合に自力で問題を解決するのは困難です。
もっとも、機械式の場合も自力でトラブルを解決できるのはロードバイクに相当くわしい人に限られるため、電動コンポの方が際立って直しにくいというわけではありません。