3輪バイクの魅力・メリットとは
日本で販売されているバイクの多くは、前と後ろにタイヤがある2輪バイクです。
しかし、数こそ少なめなものの3輪バイクも存在しており、こちらは近年大きな注目を集めています。
3輪バイクは名前の通り3つのタイヤがあるバイクのことで、安定性の面で優れているのが魅力です。
フロント2本にリア1本のタイヤで構成されている3輪バイクもあれば、フロント1本にリア2本のタイヤで構成されているものもあります。
3輪バイクの魅力は色々とありますが、代表的なのが安定感が抜群で、転倒しにくい点です。
フロントにタイヤ2本を備えているタイプ、リアにタイヤ2本を備えているタイプのいずれも転倒しにくく、安定感を求める人に向いています。
3輪バイクは悪路の走行にも強く、ややコンディションが悪い路面であっても安定して走れるのは大きなメリットです。
見た目については評価が分かれやすいポイントではあるものの、3輪バイクは個性的かつまだまだ珍しいため、注目を集めやすいのは間違いありません。
バイク選びで個性を出したいのであれば、見た目が特徴的な3輪バイクは有力な選択肢となるでしょう。
3輪バイクに乗る上で注意しておきたいのが、必要な免許が異なってくる場合がある点です。
フロントに2本のタイヤがある3輪バイクは、道路交通法では特定普通自動二輪車に分類され、公道で運転するためには排気量に対応した自動二輪免許が必要です。
一方、トライクと呼ばれる、リアに2本のタイヤがある3輪バイクは道路交通法では普通自動車に分類されるため、公道で運転するためには普通自動車免許がないといけません。
ただし、同じトライクでも車輪の幅が一定未満などの条件を満たしていると、普通自動車としては扱われず排気量に対応した自動二輪免許で運転できます。
いずれにしても、3輪バイクを購入するのであれば公道を運転するために必要な免許を確認することが欠かせません。
おすすめの3輪バイクを紹介
価格の高い3輪バイクが多い中、比較的リーズナブルなのがヤマハから発売されている「トリシティ125」です。
タイヤの構成はフロント2本、リア1本、排気量は125ccで、小型自動二輪免許があれば公道を運転できます。
排気量125ccクラスの一般的なバイクとは異なり159kgとかなり重たく、押して歩く際には重たさを感じやすいものの、車体の大きさとフロントタイヤ2本の構成のお陰で、安定性は抜群です。
同じくヤマハから発売されている「NIKEN GT」は、走行性能へのこだわりがすごく、排気量は845cc、最大出力は116psです。
タイヤの構成はフロント2本、リア1本で、公道を運転するためには大型自動二輪免許がないといけません。
3輪バイクはいずれも安定性の面で優れていますが、その中でも「NIKEN GT」は際立った安定感を実現しており、高速道路など横風が強い場所でも快適に走れます。