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フォルクスワーゲン ポロの特徴

ドイツの車メーカー

ドイツに本社を置くフォルクスワーゲンは、ヨーロッパ車として、美しいデザインの車を作るメーカーとして有名です。
1937年に設立されましたが、第二次世界大戦前には、国策企業となっており、工業製品を作っていました。
現在は世界で119カ国に工場があり、フォルクスワーゲンは、ドイツ語で国民車という意味です。

もともとヒトラーが、国民車計画として作ったのが、この会社です。
戦後は、製作したタイプ1という車が、広く受け入れられ、ビートルという愛称で親しまれます。
ビートルは、大躍進を果たし、アメリカなど世界に広まった車でした。
ただあまりにもビートルの成功が大きかったために、フォルクスワーゲンというとビートルというイメージがつき、その脱却に苦労しています。

もちろん、いろいろなモデルを製作し販売していますが、フォルクスワーゲンのことをあまり知らない人は、テントウムシのような形の車のビートルをイメージする人が多いでしょう。
そんな中で、ビートルの代替モデルとして登場したのが、ゴルフであり、こちらもヒットします。
ただ、全体的にどうしても、フォルクスワーゲンの車は、このような小型車がメインである、というイメージも強いです。

ゴルフを元に製作

ゴルフをベースとして製作している車であり、仕様は同じく、エンジンを横に置いて、前輪駆動という形をとっています。
やはりこちらもコンパクトカーであり、フォルクスワーゲンの得意とするジャンルです。
ゴルフは、モデルチェンジするたびに、ボディを大きくしていきましたが、ポロはその路線を取ってはいません。

コンパクトなボディに、さらには軽量化を行っており、軽自動車並みに軽くなっています。
しかもターボも付いているので、軽快に走ることも可能です。
ゴルフとデザインも違っており、全体的に角張っており、ゴツゴツした見た目になります。
インパネはソフトパッドを使用し、これにより衝撃を和らげます。

この車も、他のフォルクスワーゲンの車と変わらず、欧州車らしいデザインと言えるでしょう。
名前は、馬術競技のポロから取られており、マルコポーロにも由来します。

86型と呼ばれる初代モデルは、1975年発売で、1981年まで発売されました。
2代目が1994年まで、3代目が2001年まで、4代目は2009年まで、そして6代目と続きます。
2代目までは、今よりもゴツゴツしたデザインであり、そことなくクラシックカーのような面持ちも見せており、その後は流線形の丸みのあるデザインになっています。
コンパクトカーとして、シビックなどとジャンルが同じで、レースにも使用される車です。
日本では、専用に日本導入モデルとして、発売される車もあります。