電気自動車
モデルXはテスラモーターズの販売する車であり、電気自動車です。
この会社は、電気自動車のみを販売しており、このモデルXもガソリンでは走りません。
バッテリーは100kWhと大幅アップしており、1回の充電での走行距離は約540kmと、通常の電気自動車の何倍も走り、そのイメージを覆します。
電気自動車なので、バッテリーがなくなれば、充電しないとなりませんが、充電器は無料となっています。
ただし日本で充電するとなると、家の通常の電気設備では、ブレーカーが落ちるので、簡単な工事が必要です。
販売価格は、最高で1600万円ほどとなっており、簡単に買える車ではありません。
いくらガソリン代を必要としないといっても、軽自動車などより何倍も高いので、販売価格差を考えると、ガソリン車よりも割高です。
ほんとうにテスラが好きな人、電気自動車を探しており、走行距離が長い車を探している人向けでしょう。
テスラはどのモデルにも、自動走行機能が装備されており、運転手を必要とせず、走行できます。
まだ複雑な障害物や人の多いところは自動走行は出来ませんが、高速などだと可能です。
運転手が車から降りれば、リモコンで運転手の場所まで移動する機能もあります。
今後も自動運転は開発が続き、さらに性能が良くなっていくことでしょう。
テスラの今後
テスラはXモデルというよりも、電気自動車メーカーとして、会社自体を考えないと、今後はわかりません。
1つの問題として、製造ペースが遅いということがあります。
2018年現在で、週に5,000台生産を実現しましたが、他の自動車メーカーと比べると、台数は少ないです。
他のメーカーが10万台ペースで月に生産する中では、このレベルまで上げないとなりません。
その影響もあり、予約しても納車待ちとなることも多く、2017年現在、テスラは会社が誕生してから、赤字続きで、一度も黒字になっていません。
電気自動車という、技術面でのネックもいくつかあります。
まずはバッテリーを搭載しているので、数年後にはバッテリーの買い換えが必要となり、コストがかかります。
また、充電しないとならないので、充電設備を整えることと、ユーザーに車が普及しても、十分に電気を供給できるインフラ整備も欠かせません。
まだまだ大きな問題を残しているテスラモーターズですが、今後はどんどん改善されていき、性能もアップしていくことは間違いないでしょう。
それはこの会社の社長がイーロンマスク氏であり、スペースXなど先進的な会社を経営しており、彼自身挑戦的な人物であるからです。
ただ電気自動車の普及には、ハイブリッド車などを経ていき、まだ時間がかかるのは間違いありません。