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リンカーン コンチネンタルの特徴

高級車のメーカー

リンカーンというと、高級車のメーカーとして有名でしょう。
名前の由来は、有名なリンカーン大統領にちなんでおり、キャデラックと並び、歴史あるアメリカの高級車メーカーです。
もともと第一次大戦中に、戦闘機のエンジン生産をしており、車はまだ作っていませんでした。

終戦後の1920年に、モデルLが完成し、初の車が出来ます。
品質管理を徹底し、性能は秀でていたので、前評判は良かったですが、販売は伸びませんでした。
それは裕福層に好まれるデザインでなく、受け入れられなかったのです。
そのため財政難となり、フォードに買収され、1940年まで子会社でしたが、その後はリンカーン部門となり、会社に吸収されます。

高級車としての歩み

買収後は、当初はリンカーンは高級車市場への進出は消極的でした。
それは当フォードモデルTが大ヒットし、フォードもリンカーンブランドには消極的な事も要因します。
さらには、第二次世界大戦も勃発し、高級車が出るのは、もう少し後になります。
ちなみに、リンカーン創設の社長の息子が、フォードの社長でした。

戦後になると、ゼファーという車を発表します。
これは当時にしては珍しく、流線型のボディをしており、このデザインが大衆に受け入れられます。
そして、このコンセプトをさらに発展させたコンチネンタルが登場し、上級階級の人から人気を得たモデルとなります。

有名な車たち

リンカーンは、アメリカの歴史とともに歩んできた車と言えるでしょう。
歴史の中でも、何度も登場します。

・大統領専用車

クラシックカーの中の高級車と言うと、リンカーンを思う人も多いでしょう。
キャデラックと並び、大統領専用車として使われてきた車であり、高級車であり、国のトップが使う車でもあったのです。
中でも一番有名な車は、ケネディ大統領の乗ったリムジンでしょう。
1963年にリンカーンのオープンカーに乗り、暗殺され、歴史に残るほどになったのです。

・リンカーン・ナビゲーター

SUVの人気を受けて、リンカーンもSUVを開発しました。
1998年に登場したナビゲーターは、2001年になると、アメリカで4割のシェアを獲得します。
ラグジュアリーながらも、乗り心地が良く、さすがリンカーンという感じがします。

・コンチネンタルマークⅤ

アメリカを象徴するような車であり、リムジンの王道とも言える車です。
2ドアながらも全長は5m以上あり、巨大なボディで、1970年代に生産された、当時のアメリカを表しています。
パワーステアリング・ウィンドウ・シートと、豪華な装備が備わっており、最先端の車でした。
リムジンらしい長いボディと、いかつい顔をしており、町中で走れば目立つこと間違いなしです。