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AT限定でも乗れるトゥクトゥク

トゥクトゥクとはどんな車か

タイを始めとするアジアの各国では、移動手段として三輪タクシーが活用されています。
三輪タクシーの呼び名は一定ではなく、インドなどで走る三輪タクシーはオート・リクシャー、フィリピンで走る三輪タクシーはトライシクルと呼ばれていますが、タイでよく見かける三輪タクシーの名前はトゥクトゥクです。
タイではサムローと呼ばれる三輪タクシーもありますが、こちらは三輪の自転車で、トゥクトゥクは三輪の自動車です。

屋根付き、カラフルなシートといった独特な形状が特徴的なトゥクトゥクは、日本にも輸入されています。
現在のところ、日本ではさほどメジャーな乗り物ではありませんが、愛好家は多く、公道を走るトゥクトゥクを国内で見かける機会も出てくるのではないでしょうか。

トゥクトゥクは、日本の道路交通法では普通自動車として見なされるので、普通自動車免許があれば公道で運転できます。
ただし、トゥクトゥクはタイではマニュアル仕様が主流で、マニュアル仕様のトゥクトゥクはオートマ限定免許では運転できません。
しかし、トゥクトゥクの輸入を手掛けている日本の業者の中にはオートマ仕様へのカスタマイズを手掛けているところもあります。
オートマ仕様にカスタマイズされたトゥクトゥクの場合、オートマ限定免許があれば公道で運転可能です。

トゥクトゥクの魅力を解説

トゥクトゥクの魅力として挙げられるのは「どこか愛らしい見た目」で、これはトゥクトゥクがミゼットを改造して作られたことと大きく関係しています。
ミゼットは、軽自動車を多く手掛けているダイハツ工業が1972年まで生産していた三輪自動車です。
後に生産された後継のミゼットⅡは四輪の一般的な自動車として登場しましたが、コンパクトでどこか愛らしい姿は初代ミゼットを思い起こさせるものがあります。
日本ではすでに三輪自動車は過去のものと化していますが、タイではミゼットをベースに三輪自動車が独自に発展していき、現在のトゥクトゥクができあがったわけです。

姿は変わっても、三輪自動車の愛らしい見た目はそのままで、乗ってみたいと思わせる魅力がトゥクトゥクにはあります。
それでいて、最高時速は100kmほどと性能も十分で、見た目と性能のギャップも見逃せないポイントです。

トゥクトゥクはどんな人が乗っているのか

旅行先のタイでトゥクトゥクのファンになり、日本でもトゥクトゥクに乗りたいと思い購入するというのが定番のパターンです。
海外で三輪タクシーを目にしたことがない人がトゥクトゥクに興味を持つケースは、現時点ではさほど多くはないと思われます。
しかし、見た目が特徴的なトゥクトゥクはプロモーション活動に用いられることが増えてきており、いつ認知度が一気にアップしてもおかしくはありません。
タイを訪れた経験がない人がトゥクトゥクを購入するケースも、これから増えてくると思われます。