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  3. 公道を走る第3の乗り物「LEF」とは?

公道を走る第3の乗り物「LEF」とは?

第3の乗り物として注目されているLEFとは?

気軽に乗れてエコな乗り物が世界中で、様々な形を採って誕生しています。
その一つが、オランダで実際に走行が始まっているLEFです。
LEFとは、電動の3輪車で1人乗りタイプの小型の乗り物です。
自転車よりも大きく安定しているものの、自動車ほど大きくなくスマートに移動できるということで、第3の乗り物として注目されています。

ボディーはティアドロップの形をしていて、小型飛行機のコックピット部分だけを切り取ったよなフォルムをしています。
そこに先端に1つ、リアに2つのタイヤを装着していますので、小型ですが安定感があります。
ボディーの上3分の2くらいは透明のキャノピーとなっていて、走行する時に閉めることになります。

ボディー自体はポリエチレンでできていて、軽量かつ必要な剛性を備えています。
また、リサイクル可能な素材となっていますので、環境への配慮という意味でも今までの乗り物とは違うメリットを持っています。

とてもユニークな形状をしていて非常にコンパクトですが、すでにオランダでは公道で走れるほどの実用化が進んでいます。
しかも、16歳以上であれば免許がなくても運転できるという気軽さがあります。
万が一のために保険に加入していることが条件となりますが、より行動範囲が広がるのは間違いありません。
自転車道と、公道でも最高時速50キロまでの道路なら基本的にどこでも走れるということで、市街地であればほとんどのエリアで走行可能です。

LEFならではの特徴と強みとは?

LEFは電動で走るということで、とても静かですしエコ性能が高いです。
当然、家庭用のコンセントで充電できる仕様となっていて、日常使用に合っています。
最高時速は25キロ出ますので、自動車ほどではないにしても日常の移動にはちょうど良いくらいでしょう。
バッテリーはいくつかのラインナップがあって、10Ahから30Ahまで3つのタイプが揃っています。
それぞれ巡行距離が30キロ、60キロ、90キロと分かれていますので、住んでいるエリアや使い方によって選びやすいのがメリットと言えます。

気軽な雰囲気のあるLEFですが、かなり装備が充実しているのも特徴的です。
車内にはUSB充電設備やスマホホルダー、センスの良いLCDモニターが装備されています。
しかも、クルーズコントロールが付いていますので、スピードを設定すればアクセルを踏まなくても楽々運転ができるという機能まであります。

シートの後方には荷物を積むためのスペースも確保されていて、50Lほどの余裕があります。
買い物に行くのにも便利で、日常の中で使えるシーンがかなり多いことが分かります。