そもそもカヌーとは?
水の上を移動するための手段はいろいろありますが、レジャーでも実用的な移動手段としても一般的なのがカヌーです。
カヌーとは小型の舟のことで、特に漕ぐための道具である櫂もしくはパドルが舟に固定されていないものを指します。
そして、漕いでいる人が向いている正面に向かって進んでいるものとなります。
このように、小型でパドルを使って進んでいくものの総称としてカヌーという用語が使われていて、そこからさらに細かな違いによってカヤックやカナディアンカヌーなどの分類が生まれています。
カヌーの歴史はかなり古く、世界中で数千年も前から使用されていたと考えられています。
海や川、寒冷地や熱帯地などの風土や気候、環境によって形状や大きさに違いが見られ、それぞれにより安定し速く勧めるための工夫がなされています。
今では荷物を運ぶとか人が移動するといった本来の目的だけでなく、レジャーや本格的なスポーツにも使用されるようになっています。
カヤックとはどんなタイプの舟?
カヤックもカヌーの一種と言うことができ、小型で乗員は一人か二人ということが多いです。
そして、漕ぐ人の正面に向かって進んで行きます。
パドルを使って漕ぎますが、ブレードが両方向に付いているのが特徴的です。
また、カヤックと言った場合、船体の中に体を入れ込んで乗るのが普通です。舟の上部には覆いが付いていて、すっぽりと体を覆ってくれます。
そのため、転覆しても舟に水が入って重くなるということがありません。
カヌーとカヤックの違いとは?
広い意味で言えば、カヌーという舟の総称の中にカヤックというタイプの舟が含まれるということになります。
主にカナディアンカヌーとして知られる他のタイプの舟との違い、もしくはカヤックならではの特徴としては、やはり前述のようにパドルの構造を挙げられます。
他のタイプの舟は、パドルの片面にだけブレードが付いていますがカヤックは両面にあります。
そのため、いろいろな動きが取れるというメリットがあります。
また、構造上船内に水が入って溜まることが少ないので、転覆してもロールという動きをすることによって、すぐに復帰できるのもカヤックならではです。
こうしたことから、激流でも操縦しやすく幅広い場所で利用できるという良さも持っています。
カヌー・カヤックが体験できるスポットは?
カヌーやカヤックは、湖や川、海の岸辺近くで利用することができます。
初心者で穏やかな水面で利用したいということであれば、十和田湖のカヌーツアーがおすすめです。
美しい森林の景色を眺めながら楽しむことができます。
沖縄本島の比謝川のマングローブツアーは、カヤックで楽しめます。
南国の雄大な自然の中で楽しい体験ができます。