自動運転はいつ実現する？

自動運転のレベル分けとは？

自動運転というのは、多くの人がドライバーが全くハンドルを握ったりブレーキを踏んだりしなくても、目的地まで自動的に行ってくれるというイメージを持っています。
もちろん、このイメージは正しく将来的には、ここまでの技術を持った車が登場することが目標となっています。
しかし、現在のところ、これだけの技術というのは完成されていませんので、開発途上にあります。

そこで、自動運転はレベル分けをして、どのくらいの技術レベルに達しているかを分類しています。
ドライバーがなにもしなくても、自動的に全ての操作をしてくれるというのがレベル5で一番上のクラスです。

そして、全ての操作を運転手がするというレベル0から6段階に分かれています。
たとえば、レベル2はハンドル、アクセル、ブレーキの二つ以上の操作を自動にするという技術となります。
レベル4になると、基本的にはすべての操作は自動でなされますが、何かイレギュラーなことが起こった場合などはドライバーが操作をするという形になります

現在の自動運転技術はどこまで進んでいるのか？

自動運転についての技術は、多くの自動車メーカーが一生懸命開発と研究を行っています。
そのため、急速に進化していて、日本でも実際に自動運転機能を持つ車が市販されるようになっています。
基準によってレベル分けは異なるものの、レベル3くらいの技術を持つ車はすでに実用化されています。
これは、ハンドル、アクセル、ブレーキのすべてを自動化できるほどのクラスです。

高速道路のみの使用とか、緊急時には運転手が操作をするなどの制限はありますが、かなりの精度で自動運転ができるようになっています。
また、レベル4の実験も世界各国で行われていて、かなり現実的なものとなっています。
トラックなどでは、先頭を走るドライバー操作の車に後続車が完全自動で付いていくという実験もなされていて、本格的に実用化される日も遠くはありません。

これからの自動運転の課題とは？

技術的にはかなりのスピードで進んでいますが、課題もあります。
たとえば、法の整備という問題です。特に自動運転で走っている車が事故を起こしてしまったら、責任を取るのはドライバーなのか自動車メーカーなのかという点があります。

さらに、やはり人間がハンドルを握らずに、完全に機械任せというのは怖いという思いを持っている人が多いのも課題となります。
技術はできても、それを実際に受け入れる人が増えていくかという点も見守っている必要があるのです。
そのためには、自動運転の車が本当に安全で、全てを任せて大丈夫という安心感を与えられるようにしなければなりません。