ラフティングの特徴
ラフティングとは、大型のゴムボート(「ラフト」)に乗り、パドルを使ってボートを操りながら、川下りや激流を楽しむためのアクティビティです。
そのルーツは、19世紀後半から20世紀前半にかけてアメリカで行われた、コロラド川などの探検で使った木製ボートでの川下りと言われています。
現在のようなゴムボートを使ったラフティングになったのは第二次大戦後のことで、日本では30~40年ほど前から、大学の探検部を中心に行われてきました。
今のようにレジャーとして楽しまれるようになったのは、ここ20年ほどのことです。
ラフティングの魅力とは
ラフティングの魅力というと、日常では体験できない大自然を相手にしたアドベンチャーが手軽に楽しめることでしょう。
ラフティングというと激流を下るイメージがあるため、アウトドア経験がないと難しいと思われてきましたが、実はアウトドア経験に関係なく誰もが楽しめるスポーツです。
体力も関係ないので老若男女みんなで参加できます。
しかも、必要な用具は水着と体を拭くタオルぐらいとお手軽ですので、旅行のついでにみんなでツアーに参加するというような楽しみ方ができるのが魅力です。
実際、激流を下るだけがラフティングの魅力ではありません。
もちろんそれも大きな醍醐味であり、激しく揺れるボートに翻弄されながら猛スピードで川を下る体験はジェットコースターのようなスリルです。
一方、流れの緩やかなところでは、パドルを漕ぐ手を休め、周りを取り囲む渓谷などの自然の雄大な景色を眺めながらゆっくり川を下ります。
時にはボートを止めて休憩し、川の中に入って水と戯れるのも大きな魅力の一つと言えるでしょう。
ラフティングの楽しみ方
ラフティングを楽しむには、ラフティングツアーを開催する現地に出かけ、ツアーに参加するのが一般的な方法です。
水が苦手な初心者向けから激流に挑戦する上級者向けまで現地にはさまざまなコースがあるので、どなたも楽しめるでしょう。
こうしたツアーでは、ボートやライフジャケットの扱いなど川に入る前に講習があるので安心です。
ツアーの種類はさまざまで、お手軽に参加できる半日コースから、午前と午後で異なるコースに挑戦する1日コースなどいろいろあります。
川下りだけでなく、温泉やバーベキューがセットになったプランもありますので、お好みのツアーを選んでください。
ラフティングが体験できるスポット
ラフティングの体験スポットとしておすすめなのが、埼玉県秩父郡の長瀞(ながとろ)エリアです。
川の流れが穏やかなので「瀞(とろ)」と地名にあるのですが、場所によっては急流もあってラフティングツアーが行われています。
500メートルも続く天然記念物の「岩畳」を眺めるツアーなどが人気です。