世界で一番早い乗り物と言えば、やはりリニアモーターカーではないでしょうか。
今の30代の方だと、恐らく「リニアモーターカー=未来の乗り物」というイメージをつよく持っているのではないかと思います。が、実は日本では見られないだけで、世界では意外に走っているそう。最先端のものが大好きな日本にどうしてリニアモーターカーがないのかは解りませんが、大きな理由として「そこまで必要とされていない」というものがあるのではないでしょうか。
広大な大陸を持つ国ならともかく、日本の国土では新幹線で十分なのでは?と思われます。
しかし、そんな日本でもリニアモーターカーの導入が進んでいますので、乗ることができる日も遠くないかもしれません。
そもそもリニアモーターカーって何?
ここで疑問なのが、「リニアモーターカーとはどんな乗り物なのか」ということです。
簡単に言うと、リニアモーターカーは「車輪のない電車」と考えることができるでしょう。車輪がある電車の場合、どんなに速度を上げても440キロ以上のスピードを出すことは不可能なのだそうです。
その不可能を可能にするために、車輪をなくし、磁力の力を使うことで走行する様にしたのがリニアモーターカーです。なんと、その速度500キロ!この速度は飛行機と同じくらいなので、いかに早い速度なのかが解るでしょう。東京~大阪間を飛行機で行き来すると大体1時間程度ですから、リニアモーターカーが走ればそのくらいの時間で往復できることになります。まさに、夢の様な乗り物。
日本で見ることができたら、それこそ夢みたいですよね。
日本のリニアモーターカー
実は、日本でもリニアモーターカーを走らせるという計画が進行中。
既に実用化レベルまで精度は上がっており、各地で試験走行の様なものはされてきたリニアモーターカーですが、これが実用化となれば驚くべきニュースです。
ニュースによれは、東京~名古屋に関しては平成27年に走行。
東京~大阪間は45年を目指して開通と言うことになりそうだとか。にしても、ずいぶん先の計画ですので、これが実現できるかどうかはまだわかりません。
一説によると、通過する駅を京都にするか奈良にするかでもめているという話もあります。もちろんどちらも誘致したいでしょうから、必死でしょうね。
しかし、こうして日本国内をリニアモーターカーが走るという計画が具体化しただけでも面白いです。
遠くない未来に、日本でリニアモーターカーが走ることになるかもしれませんね。