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フェラーリ 360モデナの特徴

クーペタイプのスポーツカー

フェラーリというとイタリアの高級車メーカーであり、カーレースに参加する常連のメーカーともなっています。
このメーカーの特徴というと、イメージカラーが赤であり、主に赤い色の車を作っていますが、黒やシルバーもあります。

エンブレムは、黄色になっており、馬をデザインしており、その姿から跳ね馬とも呼ばれますが、レースに負けると駄馬とも言われます。
そしてF1で勝つと、もちろん宣伝にもなり、売り上げも上がります。
ちなみに、F1のフェラーリファンは、ティフォシと呼ばれており、モデナというチームもありましたが、360モデナとは関係ありません。

海外の車メーカー流れも、昔からF1レースに参加していたこともあり、日本人とも関わりの深いメーカーです。

モデナは、F355の後継として登場し、3.6Lエンジンを積むので、360と名前が付いています。
デザインはイタリアのデザイナーが、ディレクターは奥山清行氏が担当し、ダクト形状などは、女性の爪をイメージしています。

エントリーモデルとしての位置づけでしたが、販売当初は、F1での活躍が全盛となり、ちょうどフェラーリチームが、長い年月の停滞期から、黄金の連勝期に入った頃であり、史上最多の販売数を記録します。
ボディは、オールアルミとなっており、F355から空力も改善し、ダウンフォースを4倍確保します。
トップスピードは、カタログで295kmとなっており、スポーツカーとして申し分ないスペックになっています。
基本は左ハンドルのみですが、オプションで右ハンドルにすることも可能です。

モデナのデザイン

F355では、前部分のみモノコックとなっており、これが評判が悪かったです。
そのために、モデナではオールアルミとあり、一体型のモノコック構造になりました。
フルモノコックによって、ようやく近代的なスポーツカーとなりましたが、その分重量は増しています。

日本車と比べると、その見た目はすぐに違いが分かり、アルミ特有の光沢と重量感を醸し出します。
どうしても、これは樹脂パーツの車だと、なかなか出せない味です。

オールアルミとなっていますが、エンジンフードはガラス製となっており、外からエンジンルームが見られるという、スポーツカーらしい演出がされています。
これは、エンジン部分の廃熱も考えて、素材を変えているのでしょう。

フロントでの大きな変化というと、衝突安全性や点灯義務などの国が増えたことにより、フロントに収納するタイプのライトは廃止し、4灯固定ライトになっています。
その変化に対応し、フロントは全体的に流線形の形となりました。
鋭角的で角張ったフロントのF355とは、大きく見た目もイメージも変わっています。