歴史の長い会社の車
ベントレーは、1919年にロンドンで設立された会社です。
その後ルマンで何度も優勝するなど、レースで成績を上げて、高性能スポーツカーのメーカーとなります。
世界中で車を販売し、富裕層に好まれましたが、すぐにロールスロイスに買収され、レース参加を禁止されます。
すぐ経営不振になったベントレーは、他の会社との合併を恐れて、ロールスロイスが偽名で買収します。
1971年には、ロールスロイスが倒産し、ベントレーの車部門はヴィッカースに売却、1992年にBMWと提携と、めまぐるしく会社を移り渡ります。
1998年になると、フォルクスワーゲンに移りました。
最近になると、2003年にルマンに復帰し、総合優勝を果たしています。
イギリスでは、2002年に王室専用車として、リムジンタイプが納車されるなど、イギリスで知名度のある車ですが、日本での知名度は、高級車のメーカーであるというぐらいです。
4ドアスポーツセダン
フライングスパーというと、2代目は2005年から発売している車です。
現在フォルクスワーゲンの傘下にあるために、エンジンはアウディと同じ物を使っています。
初代モデルは、Sタイプの派生として登場し、1957年に発売開始されます。
Tシリーズの登場の1966年まで、9年間にわたって生産が続けられました。
そして4ドア版として、復活を果たします。
ベントレーのイメージを覆さない、豪華な高級車ということはもちろんのこと、世界でもっともハイクラスとも言えます。
ベントレーに乗るということは、それだけでステータスになるとも言えるでしょう。
フルモデルチェンジの後には、コンチネンタルの名前が消え、運転席に乗るための車と言われながらも、後部座席の快適性を確保しています。
さしずめ、ロールスロイスのテイストを加えた車とも言えるでしょう。
ジェントルマンの望む車として、パフォーマンスと質感を備え、ハイレベルで提供しています。
車内の快適性は、サルーンに求められる要件を満たしており、車内空間は広く快適です。
運転席は快適なままであり、後部座席も快適に使えるようになっています。
ベントレーとしての走行性能ももちろん兼ね備えています。
アクセルを踏み込めば、ツインターボがうなり、モダンな息吹を感じられます。
まさにそれは、ロンドンの高級住宅街を走るような、優雅な気分に浸れます。
100kmまでは5秒ほどで到達し、最高速度は295kmと、レースに参加した車メーカーとして、その技術を受け継いでいます。
それはアクセルを踏んだときの加速にも表れており、巨大なトルクによって、加重を体感でき、応答性も良い車だと実感でき、荒れた路面でも、快適に走行できます。