これは「乗り物に乗ること」が目的ではありませんが、「漁船に乗ることを体験することができる」という意味で、ちょっと貴重なものになるのではないでしょうか。
主に太平洋沿岸では、「ホエールウォッチング」というイベントを実施していることがあります。
これは、漁船に乗って沖まで行き、海を泳ぐクジラやイルカを観ようというもの。もちろん、天候や波の状態によって「どんな生き物に会えるか」は左右されますし、時には「まったく生き物に会えなかった」ということもあります。だけど、ホエールウォッチングの存在は、「漁船に乗ることができる」という意味で、非常に大切なものになるのではないでしょうか。
ホエールウォッチングは非常に人気があるイベントですので、実施している地域には、県外からも多くの観光客が訪れるそうです。
本当に普通の漁船です
ホエールウォッチングに行く船は、本当に普通の漁船。
びっくりするほど普通の漁船なので、「これで行くの?」と驚いてしまう人もいるとか。
でも、ホエールウォッチングをしているのは基本的に漁師さんで、漁に出ない日を利用してホエールウォッチングをしていますので、船が漁船なのは当たり前なんですね。
漁船なので、揺れが大きいという問題点もありますが、スピードを出して走るところがほとんどですので、ゆれがすくない漁船も少なくありません。
また、普段から海に出ている漁師さんがホエールウォッチングを行うので、「クジラがいるポイントを発見しやすい」というメリットも。
漁師さん同士で情報交換をしあい、「どこでクジラを見たか」などのやりとりもしますので、そのことを考えれば、かなりの確率でクジラに会うことができるでしょう。
時には珍しい生き物に会えることも
ホエールウォッチングでは、時に「非常に珍しい生き物に会うことができる」というメリットも。
例えば、高知県桂浜のホエールウォッチングでは、ジンベエザメに会うことができた日もあるそうです。高知県と言えば、ジンベエザメと泳ぐイベントなども実施しており、ジンベエザメとは深い縁がある地域。こういうサプライズはうれしいですね。
また、同じく高知県でシャチが目撃された例も。シャチは、高知県どころか日本列島付近でも滅多に見ることができない生き物。観れば感動すること間違いなしです。
他にも、マンボウやウミガメなど、珍しい生き物に出会うことができるホエールウォッチングは、誰にとっても楽しいイベントになるはず。
ぜひ、楽しんでみて欲しいですね。