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人力車に乗ってみたい!

人力車

日本独特の乗り物・人力車

日本独特の乗り物のひとつに「人力車」と言うものがありますよね。
人力車とは、2つの輪の様なタイヤを持つ車。
お客さんを乗せ、「車夫」と呼ばれる人がそれを引いてくれる」・・・どこか日本らしい、風流な感じがする乗り物ですよね。
今でも観光地では相変わらず見ることができ、華を添えています。
人力車を見ると、なんだかその場が華やかになったような気がますよね。

人力車の歴史

ここで、そんな人力車の歴史について触れてみましょう。
人力車がどのようにして生まれたのか、それに関してはいくつかの説があります。
しかし、東京都に自分たちから「人力車の製造をしたい」と報告をしたのは和泉要助、鈴木徳次郎、高山幸助の三名。
この様な記録から、人力車を生み出したのはこの三名であると言われています。
許可を得て、人力車による商売を始めたのはいいものの、なかなか客がつかず、困っていたという三名。
そこで、三人は自分たちの家族を乗せ、客を乗せているようなフリをすることで、世間に人力車をアピールしました。
アピールする場所として「日本橋」を選んだことも功を奏し、人力車は少しずつ普及を始めます。
そして、明治になると本格的に普及し、秋葉大助が本格的な改良をしたこともあり、人力車は瞬く間に広まっていきます。
実は、アジアを中心に輸出もされていました。
人力車が輸出されていたなんて、ちょっとびっくりな事実だと思いませんか?

人力車は観光地で人気

さて、そんな人力車ですが、車や自転車の普及とともに、一般的に使われることはなくなります。
ですが、観光地では「人を乗せて走る車」として大変な人気があります。
例えば東京・浅草では、観光客を乗せて走る人力車の存在は花形。
人力車が走っているのを見ると、つい振り返って見てしまうほどです。
また、京都では舞妓さんに扮した一般人が人力車に乗って観光することも多く、こちらは京都ならではの風景として良く見られますよね。

日本の観光地へ行くと、まだまだ人力車に乗ることができる場所はたくさんあります。
日本から生まれた人力車の楽しさを体感する為にも、ぜひ人力車を利用してみてはどうでしょう。

日本の街を走っていた人力車が、時代の移り変わりとともに姿を消し、今では観光地でしか見ることができなくなったのはとても残念なことですが、それでも観光地で人を移動させるための乗り物として利用されているという事実があることが嬉しいですね。
古きよき日本の風景を残すものとして、今後も残っていて欲しいものだと思います。