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JR春のダイヤ改正

越後湯沢駅

鉄道に関する春のニュースといえば、春のダイヤ改正があります。
JRでは毎年春に、大きなダイヤ改正を行いますがこのダイヤ改正というのはたんに電車の発着時刻が変わるだけではありません。
ダイヤ改正を機に、使用している列車の車両を入れ替えたり、定期運行していた特急列車を廃止したり、あるいは新しい特急列車が登場したり・・・といった変化があるのが、ダイヤ改正というものなのです。

2014年春のダイヤ改正

そんな2014年春のダイヤ改正では、上野と青森を結ぶ寝台特急「あけぼの」の引退や、東北新幹線「はやぶさ」の増便、そして、同じ路線を走る旧型新幹線の「はやて」が減らされるといった変化がありました。

寝台特急は通称ブルートレインとも呼ばれ、新幹線が今ほど発達していなかった時代には長距離を移動するための手段として、多くの人に利用されていました。
しかし最近は、新幹線をはじめ高速バスなど、多くの移動手段が登場し、寝台特急を利用する人が少なくなりました。
そのため最近は、多くの寝台特急が廃止されている最近ですが、「あけぼの」もそのひとつということです。

「中央ライナー」の増発

また、日常的によく使われる列車の変化としては、八王子から東京を結ぶ「中央ライナー」の増発があります。
通勤時間帯に運行するこの列車では、確実に座ることのできるサービスを拡大するなど、中距離の通勤をしている人をサポートするサービスがより手厚くなるようです。

また、同じく八王子を始発として、大宮までを走る「むさしの号」の停車駅が増えるなど、こちらも通勤に便利な変化となっています。
また、この「むさしの号」は、夕方の時間帯にも増発を行うので、より便利に利用できるようになりそうですね。
このほかにも、南武線の平日朝の時間帯や八高線の夜の時間帯などにも増発を行い、利用者にとってより使いやすいものとなるようです。

ダイヤ改正では、便利になる一方で今まで走っていた列車が姿を消すことも多いため、最終日には多くの鉄道ファンがホームに押しかける光景もすっかりおなじみのものとなりました。
また、日常的に利用する通勤列車で使用される車両も、古いものから新しい車両に入れ替えられたりといったこともあるのです。
こういったさまざまな変化が、毎年のダイヤ改正では行われているのですよ。

もちろん、列車の発着時刻に変化が出る場合もありますから、ダイヤ改正の時期には最寄り駅の時刻表を確認することも忘れないようにしてくださいね。